関連する法定等業務
 特になし
1.経費節減運動の推進
 経営は、目的を達成させるために最も機能的な組織をつくり、ヒト、モノ、カネといった経営資源を投下して、効率よく仕事をすすめようと毎日行動しています。常に最小の投資で最大の成果が得られるよう、経営者をはじめ全社員が取り組んでいるはずですが、時間の経過や業務量の増加とともに、この基本が少しずつ社員の意識から薄れ、計画通りの成果に結びつかなくなってきます。また、業務量が拡大し、社員数が増加してくると少しずつ無駄な動きをしたり、貢献度の低い仕事にウエイトをかける社員も増えてきます。
 この経費節減運動は、当初の基本に皆を振り向かせ、効率的な経営路線に戻すため、職場におけるあらゆるムダ、ムリ、ムラを取り除いていこうという運動です。
 経費節減運動は、この運動によって「必ず成果を出す」ことに目的をおいていますが、なんといっても最大の目的は、社員の教育が期待できることです。「いくら節減する」という結果をつくるための行動を通して、担当している仕事一つひとつを冷静にしかも厳しく見つめる能力を養うことができます。そして、それぞれの仕事が「何の目的のために行なわれているか」を明確に認識させるとともに、その目的を達成するためには、今の方法でよいのか、もっと他にやる方法はないのか、といった改善や開発の目を養うこともできます。さらには、行動にムダやムラ、ムリがなかったかという種々な視点で眺める眼が肥えるため、経営者的感覚が学べるなど多くの合成が図られます。
2.オフィスレイアウト
 オフィスレイアウトとは、オフィス内に部屋や通路、家具などを配置することですが、家具の配置だけではなく、個室の設置や間仕切りなどといったオフィス全体の空間設計もその意味に含みます。また、オフィスデザインという言葉もあり、単なる空間デザインではなく、企業の方向性や社員のモチベーション管理、セキュリティ対策など様々な要素を考慮し、決定されるオフィス空間のデザインのことをいいます。そして、決定されたオフィスデザインを反映し、オフィスレイアウトが実行されます。
 オフィスレイアウトでは、「間」が非常に重要で、2人以上の人間が同一の空間で仕事をする場合は、その距離感についてもよく考えなければなりません。オフィス空間が広ければ、それぞれ離れた場所にデスクを設置して仕事をすれば、特に周りを気にせず仕事が行えますが、円滑な業務の遂行を考えると、コミュニケーションが取りやすい距離にデスクを置く方が良いという考え方もあります。また、オフィスレイアウトは、社員のモチベーション管理においても、非常に重要な役割を占めます。純粋にオフィス空間のデザイン性が高いということも社員のモチベーション維持にとっては重要で、オフィス内の「色彩」や「音」、「室内の温度」や「明るさ」などにも気を配る必要があります。また、オフィスレイアウトは、業務の効率化のためにも非常に重要で、グループごとに固定するレイアウトだけではなく、ワークスタイルの変化に伴い多様化してきています。
<そのほかにこんな仕事も…>
 1.定期健康診断を実施しよう。
 2.創立記念式典や永年勤続表彰について検討してみよう。
 3.総務部への要望アンケートの実施しよう。