関連する法定等業務
 @年末調整
 A固定資産税(都市計画税)第3期分の納付
 B住民税の納期の特例による納付
1.年間行事・就業カレンダーの作成
 暦年のはじめには、その年の行事について、予定を立てて、自社の年間行事を計画しておくべきです。行事を計画的に執り行ううえで大事なことで、特に、重要度の高い行事や全社的に実施する行事は、総務が事務局となって準備・運営を行わなければなりません。
 企業には大小さまざまな行事があるが、年間行事計画を立案するためには、まず自社における行事をピックアップします。社内行事には、株主総会や取締役会、役員就任披露、経営方針・経営計画の発表、年始祝賀会、入社式、成人式、社内スポーツ大会といったように定例化しているものと、本社ビル竣工記念式典、周年記念式典、社葬など非定例的なものがあります。行事は何らかの目的のために人を集め、実施するものです。したがって、定例的な行事であっても、その都度、目的を明確にし、参加者に理解させること、祝賀式などは参加者が興味を持てる企画・演出を工夫すること、参加者の安全を確保することが行事運営の大きなポイントとなります。
 また、このような行事を踏まえて、自社の就業日のカレンダーを作成しましょう。創立記念日や夏季休暇、年末年始休暇など、企業が独自で設定している休暇も多くあります。取引先に通知することで、取引上の混乱を防止でき、社員にとっても、配布し通知することで、自社の就業日をあらかじめ知ることができることは、望ましいことです。
2.年末のあいさつ回りと仕事納め
 1年間の経営活動は、数知れぬ人達の支援や援助があってのことです。そのため、お得意さん、仕入先や取引先をはじめ自治体、警察・消防といった関係官庁を年末に訪問して、あいさつ回りをする習慣が残っています。年末のあいさつ回りをムダとみるか否かは、各企業のトップの考え方にもよりますが、人間関係をよりスムーズに進めるための潤滑油としての効果は大きいでしょう。総務では、各部署からの回る件数を集計し、あいさつ回りに持参する粗品を事前に用意します。
 12月最後の就業日には、「仕事納め」を行います。その具体的な内容は、「大掃除」と「納会」です。ます、総務では、各所属長と打ち合せし、大掃除のポイントや手順などを決めるとともに必要な人員の設定などを行います。新年度から商品や原料の在庫がなくて、営業に支障をきたすことのないよう関係部署と打ち合せを密にし、取引業者の協力を得て、万全の状態で新年を迎えるようにしなければなりません。そして、必ず納会の開始時刻までに大掃除を完了させます。納会は、1年間の回顧と社員へのねぎらいですので、全員集合して1か所で行うことが望ましいです。なお、大掃除が終了したら、しめ縄、門松、鏡餅などの縁起物のお飾り、カレンダーや卓上ダイアリーの取替えなど、新年を迎えるための作業も忘れてはなりません。
<そのほかにこんな仕事も…>
 1.お歳暮を送付しよう。(お礼状も忘れずに)
 2.年賀状の送付しよう。
 3.クリスマスパーティーや忘年会を開催しよう。